書籍『朝ごはんの食べ方で糖質オフダイエットも挫折しない』発売

・食前30の野菜ジュースでダイエット成功
・炭水化物は、ねばねば食品と一緒に食べる
・食事での炭水化物の摂取量は50%が目安

 株式会社主婦の友社は、2020年2月21日(金)、『朝ごはんの食べ方で糖質オフダイエットも挫折しない』(金本郁男/監修)を発売いたしました。

主婦の友糖質は過剰でも少なすぎても体に悪影響
 食事での炭水化物の摂取量は、総エネルギーの約50%が最も死亡率が低いという論文が、2018年に『ランセット・パブリック・ヘルス』に掲載されて話題になりました。米ブリガム・アンド・ウイメンズ病院のスコット・ソロモン氏らによって発表されたその論文は、15000人におよぶ人々を25年間、追跡調査し、炭水化物(糖質)の量と死亡率を調べた研究結果です。

 それによると、一番死亡率が低かったのは、1日の食事で摂取するエネルギーのうち50%ほどを炭水化物でとっている人たちで、あとは多すぎても少なすぎても死亡率はあがるという結果が報告されました。興味深いのは、最も死亡率が高かったのは、炭水化物が30%以下の人たち。

薬学という分野から研究を続けてきた監修・金本先生
 「糖質オフは、ダイエット法として広く浸透してきていますが、『挫折した』『リバウンドしやすい』など、続けにくさを指摘する声が多いのも事実です。3食とも主食抜き、おかずも糖質をできるだけカットするなどの厳格な糖質オフは、長期的に見て安全なのか、体調をくずす要因になるのではと、私も含め、不安視する声が多かったのです」と話してくれるのは本書の監修、金本郁男先生。

 金本先生は、城西大学の薬学部教授。薬学という分野から、「いつ」「なに(薬)を」「どんなふうに」服用すれば、効果的で安全かを長年研究してきましたが、薬食同源の言葉があるように、食品についても同じだそうです。 

主婦の友ゆるい糖質オフが続けやすい
 日本人の食事摂取基準(2015年版)によると、目標とされる炭水化物の摂取基準は、総エネルギーの50-65%となっていますが、炭水化物が約60-65%を占めるのが日本人の平均的な食生活のようです。ですから、糖質オフも、今より少しごはんやおやつを減らすなど、いわゆる「ゆるい糖質オフ」で充分ということなのだそうです。

 糖質オフというと、いかに糖質をカットするかに注目しがちですが、糖質オフの本来の目的は、食後高血糖からの血糖値の乱高下を抑え、血糖値をおだやかに保つ「血糖値コントロール」です。

食べ方を工夫すれば、糖質オフはラクに続けられる
 金本先生は、血糖値をコントロールすることに、研究者として長く関わってきました。先生によると、消化吸収して体に役立てるためには、「いつ」「なにを」「どんなふうに」食べるかが大切。言いかえれば、糖質が多いごはんやパンも、食べる量やおかずとの組み合わせ、食べるタイミングを工夫することで、血糖値を急上昇中させず、太らない食べ方ができるそうです。

 では一体どうしたらいいのか。わかりやすく朝食、昼食、夕食、おやつと時間軸にそって紹介しているのが本書『朝ごはんの食べ方で糖質オフダイエットも挫折しない』です。

主婦の友【朝食】
食前30分前に野菜ジュース(糖質15g以内)を飲む
 空腹時に少量の糖をとると、血糖値は少しあがり、それに見合った量のインスリンが分泌されます。本格的な食事の前に、少量の糖をとることは、インスリン分泌の準備体操に。

主婦の友ねばねば食品(大和いも、長いも、おくら、納豆など)を食べる
 大和いも、長いも、おくら、納豆、めかぶや昆布に含まれる「ねばねば」成分には、消化物を包み込んで胃から腸へとゆっくりと送り、腸での糖の吸収を抑える働きがあります。

主婦の友パンはトーストする
 食パンはトーストしてから食べると血糖値のあがり方がゆるやかになります。それは、焼くことで、でんぷんの一部が、難消化性でんぷん(消化しにくい性質のでんぷん)になるからだと考えられています。

主婦の友【昼食】
コンビニでは、乳製品と食物繊維を含む食品も購入

主婦の友【夕食】
野菜や海藻多めを意識する

【目次】
part1 あなたの糖質オフ生活、大丈夫?
part2 太らない基本テクニック
part3 いちばん大切なのは朝食
part4困りやすい昼食はどうする?
part5 長く続けられる晩ごはんは?
part6 おやつは食べたほうがいい

【書誌情報
タイトル:朝ごはんの食べ方で糖質オフダイエットも挫折しない
監修 :金本郁男
定価:本体1,300 +税
発売日:2020/2/21
[Amazon]https://www.amazon.co.jp/dp/4074404729?tag=shuf-22

電子書籍も発売中
[Kindle]https://www.amazon.co.jp/dp/B084X1BV7Q?tag=shuf-22

【監修者プロフィール】
金本 郁男(かなもといくお):城西大学薬学部教授(医薬品安全性学講座)。薬学博士。

 富山医科薬科大学大学院修了の後、同大学付属病院に勤務。28年間の病院薬剤師としての経験を生かし、医薬品をより安全に効果的に使用するための研究と教育に専念。

 また、食品のGI値のほか、ベジタブルファーストなど、食後高血糖になりにくい食べ方などの研究も行う。著書に『低糖質ダイエット食べ合わせルールブック』(永岡書店)、『マンガでわかる ゆるい低糖質ダイエット』(池田書店)など。